漢字研究ブログ
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2018/11/21
「労(勞)」の字源
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2018年11月18日付日本経済新聞の以下の記事に「労」についての記述があった。 (遊遊漢字学)二宮尊徳像なき時代の「勤労」 阿辻哲次 :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO37843480W8A111C1BC8000/ ...
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2018/01/15
殷墟甲骨文中の「遠」「𤞷(邇)」と関連字
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この記事は裘錫圭氏が1985年に発表した論文《釋殷墟甲骨文裏的“遠”“𤞷”(邇)及有關諸字》(以下《遠邇》)を和訳したものである。 裘錫圭が《遠邇》の初稿を書いたのは1967年のことであるが、この文章は結局発表されなかった。その後、1982年9月に《屯南》等の新出資料の発見に...
2017/08/06
大熊肇『字体変遷字典:【女】』訂補
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各文中で△は該字を示す。 P214「奴」字第1行第3列 “甲骨” この字形(摹本)の出典は《合集》8251正である。 〼[王占]曰:吉。 △ 〼□曰𫭠(往)仌〼□毓。 《合集》8251正;典賓 △は と と小点に従う。一般に「女」旁は跪いた姿を描き、足を伸ばし...
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2017/04/29
甲骨文字について その4 𠂤組大字類
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𠂤組は貞人組中で最も早い時代のものである。さらに𠂤組大字・𠂤組小字・𠂤賓間・𠂤歷間等に細分化される。 概要 現在300片近くの甲骨がここに分類されている。出土地は小屯村北が中心だが、村中・村南からも出土している。材料は獣骨が中心で、亀甲は少ない。𠂤組卜辞のなか...
2017/04/23
甲骨文字について その3 断代と分組類
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甲骨文とその時期 甲骨文は殷代のものであるが、殷代といっても長い歴史がある。 一般的に語られる殷王朝の歴史は《史記・殷本紀》に基づく。それによれば、天乙が夏王朝を滅ぼして殷王朝を建てたという。天乙の崩御ののち、その子太丁が即位前に死亡したため太丁の弟の外丙が次の殷王となった...
2017/04/08
甲骨文字について その2 卜辞
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甲骨文の文章は卜辞とよばれる。占卜を行ったのちに甲骨に刻み込まれた文章である。 卜辞の構成 卜辞はある程度文章の様式が決まっており、主に前辞・命辞・占辞・験辞の4つの部分から構成される。《甲骨文合集》6057正の文章(一部)を例にあげる。なお、[]内は欠けていたり読めなくな...
2017/04/06
甲骨文字について その1 字体構造
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序 漢字が誕生した時期は、紀元前2000年頃と推定されるが、資料が少なく正確な時期は明らかでない。現在確認できるまとまった漢字資料のうち最も早いものは、殷代後期(紀元前1200年頃)の甲骨文である。当時は、亀甲・獣骨を利用した占卜が政治に利用されており、その記録が刻まれている...
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