方勇 編著 (2012/12) 《秦簡牘文字編》 福建人民出版社
どちらかというと薄い。
本書は戦国・秦の簡牘の字を字種毎に配列したものである。各字形は図版をコンピューター処理したものである。ただし字形がわかりにくいもののみ図版写真あるいは模本を載せている。
各字形には出典が付してある。通仮字の場合はその旨が併記される。一部の字には注釈が有り、巻末にまとめてかなり詳しく書かれている。
配列は説文順。卷一~卷十四の後に合文・附録(隷定不可字)がある。巻末に筆画索引と釋字輯要(注釈)がある。
睡虎地秦簡以外の字(龍崗、關沮、嶽麓など)を収録している点で《秦簡文字編》《睡虎地秦簡文字編》などより優れている。特に張守中《睡虎地秦簡文字編》は模本(しかも似てない)なのであまり使いものにならない。
値段は168元(3000円)、日本で買うと9000円くらい。
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