●暗誦→暗唱
《漢語大詞典》「暗唱」
>憑記憶唱名。
> 《新唐書‧崔善為傳》:“善為巧于曆數,仕隋,調文林郎。督工徒五百營仁壽宮,總監楊素索簿閱實,善為執板,暗唱無一差謬,素大驚。”
《女学雜誌》第121号(1888)
>然ば橫文を暗唱する
広田虎之助《聚楽式算術教授法》(1909)
>加减乘除の規則は毎回反覆暗唱せしめ、
姉崎正治《意志と現識としての世界》(1911)
>グラチアンの處世原則三百題を暗唱しても、
杉山其日庵《山県元帥》(1925)
>君は百人一首の歌を暗唱して
●闇夜→暗夜
《漢語大詞典》「暗夜」
>1.黑夜。
> 《呂氏春秋‧精諭》:“桓公雖不言,若暗夜而燎燭也。”
> 《宋書‧謝景仁傳》:“及毅兵敗眾散,時已暗夜。”
>2.喻黑暗的社會。
> 曹靖華《飛花集‧竊火者》:“魯迅先生正是要借俄國文學的火,來照中國的暗夜的。”
>3.蟲名。
> 宋朱翌《猗覺寮雜記》卷下:“嶺外人家嬰兒衣,暮則急收,不可露夜。土人云,有蟲名暗夜,見小兒衣,必飛毛著其上,兒必病寒熱,久則瘦,不可療。其形如大蝴蝶。”
●意嚮→意向
《漢語大詞典》「意向」
>1.亦作“意嚮”。
>2.志向。
> 南朝宋劉義慶《世說新語‧品藻》:“郗司空家有傖奴,知及文章……劉問何如方回。 王曰:‘此正小人有意向耳,何得便比方回。’”
> 宋曾鞏《答李沿書》:“辱示書及所為文,意向甚大。”
> 明唐順之《寄黎知州書》:“僕閒居自咎,惜從前意向之未真,覺一切妄念之為累。”
>3.心之所向,意圖。
> 《南齊書‧庾杲之傳》:“昔袁公作衛軍,欲用我為長史,雖不獲就,要是意向如此。”
> 《醒世恒言‧薛錄事魚服證仙》:“自此三江五湖,隨其意向,無不游適。”
> 中國近代史資料叢刊《辛亥革命‧武昌起義清方檔案》:“三軍之耳目心思視一將之意向為轉移。”
2014/11/24
2014/09/26
wikipediaの「同音の漢字による書きかえ」の記述の検証
Wikipedia「同音の漢字による書きかえ #改定常用漢字表の影響」
>以上のうち、戦後から用いられるようになった代用表記は、「憶説」「憶測」「広範」の3語である。「破毀」と「破棄」、「哺育」と「保育」はそれぞれ別語である。残りの8語はもともといずれも用いられていたもので、新しく作られた表記ではない[要出典]。
この項目にある表記が戦前からあるかどうか調べた。
●臆説→憶説
ciniiで「憶説」と検索したら、近野英吉《竹の開花に關する憶説に就て》(1934/07/10)という論文がでてきた。
従来の説は憶説にすぎないというようなことを本文で述べていて、その本文でも「臆説」ではなく「憶説」を用いている。
●臆測→憶測
ciniiで「憶測」と検索したら、岡本哲史《切り缺きが翼の空氣力學的特性に及ぼす影響に關する實驗研究》(1934/10)という論文がでてきた。
●潰滅→壊滅
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>潰滅
> 崩潰滅亡。
> 魯迅《<二心集>序言》:“只是原先是憎惡這熟識的本階級,毫不可惜它的潰滅。”
>壞滅
> 毀滅;磨滅。
> 唐王昌齡《諸官游招隱寺》詩:“金色身壞滅,真如性無主。”
「壊滅」のほうが古い語のようだ。《大日本国語辞典》には「壞滅」しか載っていない。
●潰乱→壊乱
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>潰乱
> 散亂;昏亂。
> 《後漢書‧馮衍傳上》:“今海內潰亂,人懷漢德。”
>壞亂
> 1.敗壞;混亂。
> 《禮記‧學記》:“雜施而不孫,則壞亂而不脩。”
> 2.猶言變亂。
> 晉袁宏《後漢紀‧光武帝紀三》:“今長安壞亂,赤眉在郊,王侯搆難,大臣分離。”
>壞亂
> 破壞,毀亂。
> 《漢書‧外戚傳下‧中山衛姬》:“壞亂法度,居非其制,稱非其號。”
《大日本国語辞典》にも両方載っている。
>潰乱
> 軍敗れ、隊伍をみだして逃げ走ること。
>壞亂
> やぶれみだるること。やぶりみだすこと。
意味がちょっと違う。「潰乱」は人の集団が乱れる感じで、「壊乱」は秩序が乱れる感じで使い分けられるのだとおもう。
●肝腎→肝心
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>肝腎
> 猶心思。
> 唐韓愈《贈崔立之評事》詩:“勸君韜養待徵招,不用雕琢愁肝腎。”
>肝心
> 比喻人的內心。
> 漢王充《論衡‧超奇》:“書疏文義,奪於肝心。”
《大日本国語辞典》にも両方載っている。
>肝腎
> 1.肝臟と腎臟と。こころ。
> 2.かんえう(肝要)に同じ。
>肝心
> 〔肝と心とは人身に大切なるよりふ〕かんえう(肝要)に同じ。
腎臓でも心臓でも「こころ、気持ち」だとか「大切、大事なこと」みたいな意味に用いられている。
●決潰→決壊
《漢語大詞典》
>決潰
> 1.指堤防被水沖破。
> 《宋史‧河渠志三》:“增堤益防,惴惴恐決,澄沙淤泥,久益高仰,一旦決潰,又復北流。”
> 2.潰爛流膿。
> 宋歐陽修《汝癭答仲儀詩》:“癰瘍暫畜聚,決潰終當涸。”
>決壞
> 1.沖決。
> 《史記‧平準書》:“緣河之郡隄塞河,輒決壞,費不可勝計。”
> 2.毀壞。
> 宋蘇軾《秦始皇論》:“凡所以治天下者,一切出於便利,而不恥於無禮,決壞聖人之藩墻,而以利器示天下。”
《大日本国語辞典》
>決潰
> 溢るるやうになりて切れつひゆること。充ちて裂け潰ゆること。
>決壞
> 堤防など、きれくづるること。又、きりくづすこと。
「決」の字自体に水が堤防を切るという意味があって、「決潰」も「決壊」もその意味を強調している。
「決潰」「決壊」以外にも「決」がつく熟語を調べると同じような意味の熟語がいっぱいある。
●広汎→広範
ciniiで「廣範」と検索したら、志賀潔《歐米に於ける電氣收塵法實施の状況(昭和四年六月十五日燃料協會第七十一囘例會講演)》(1929/09)という論文がでてきた。
《明鏡国語辞典》の「広範・広汎」の項に、
>〔表記〕もと「広汎」が主流。今は「広範」で定着。
とある。
●全潰→全壊
googlebooksで検索したらでてきたけどリンクのしかたがよくわからない。自分で検索してみて。
「半潰→半壊」もある。どっちも「崩潰→崩壊」の派生語と思われる。
●倒潰→倒壊
《漢語大詞典》
>倒潰
> 倒塌崩潰。
> 郭沫若《創造十年續篇》四:“永安公司和先施公司的兩座高塔就像在動搖,就像幾時要向那人濤中倒潰下來的光景。”
>倒壞
> 倒塌崩壞。
> 清黃六鴻《福惠全書‧蒞任‧詳文贅說》:“復有四年之奇荒,七年之地震……屋舍盡皆倒壞,男婦壓死萬餘。”
ciniiで検索したら、河野輝夫《木造建築物(無壁1階建)の振動實驗》(1938/11)がでてきた。
最近出来た語で、これも「崩潰→崩壊」の派生語らしい。
●破毀→破棄
《漢語大詞典》
>破毀
> 1.摧毀,破壞;殘破毀壞。
> 《管子‧七法》:“是故張軍而不能戰,圍邑而不能攻,得地而不能實,三者見一焉,則可破毀也。”
> 2.破滅。
> 李大釗《再論新亞細亞主義》:“在日本的大亞細亞主義既經破毀以後,亞洲全民眾聯合起來加入世界的組織。”
>破棄
> 破除;拋棄。
> 宋胡仔《苕溪漁隱叢話前集‧山谷上》:“張文潛云:‘以聲律作詩,其末流也,而唐至今詩人謹守之。獨魯直一掃古今,出胸臆,破棄聲律,作五七言,如金石未作,鐘磬聲和,渾然有律呂外意。’”
《大日本国語辞典》
>破毀
> 1.やぶりこぼつこと。やぶれこはるること。
> 2.【法】(略)
>破棄
> やぶりすつること。
意味が違う。「破毀」は壊すイメージで、「破棄」はすてる・除くイメージ。
●哺育→保育
《漢語大詞典》
>哺育
> 1.喂養。
> 洪深《戲的念詞與詩的朗誦》一:“她在貧困中亦曾哺育嬰孩一個時期。”
> 2.比喻培養;培育。
> 杜鵬程《保衛延安》第八章:“哦,這從母親那偉大而慈善的心裏流出來的感情,在苦難的時日裏,給了人多少力量,哺育了多少生命啊!”
>保育
> 1.養育。
> 《後漢書‧清河孝王慶傳》:“皇子肇保育皇后,承訓懷衽,導達善性,將成其器。”
> 2.今專指對兒童的保健養育。
《大日本国語辞典》には「保育」しか載っていない。
「哺育」は「保育」に比べて「食べさせて育てる」意味が強いらしい。
国語辞典には「哺育」は動物に使うと書いてあるが、ciniiで検索するとでてくる、R.H.生《嬰兒の哺育》(1909/02)は人間の育児について書いているし、食べさせるような感じでもない。
●崩潰→崩壊
《漢語大詞典》
>崩潰
> 1.倒塌毀壞。
> 漢應劭《風俗通‧正失‧孝文帝》:“關東二十九山,同日崩潰。”
> 2.瓦解潰散。
> 《後漢書‧東夷傳序》:“陳涉起兵,天下崩潰。”
> 3.碎裂。
> 南朝陳徐陵《為貞陽侯與太尉王僧辯書》:“羌虜無厭,乘此多難,虔劉我南國,蕩覆我西京,奉聞驚號,肝膽崩潰。”
>崩壞
> 1.塌毀。
> 漢枚乘《七發》:“覆虧邱陵,平夷西畔。崩壞陂池,險險戲戲。”
> 2.敗壞衰落。
> 《漢書‧五行志下之上》:“君道崩壞,下亂,百姓將失其所矣。”
ciniiで「崩壊」と検索したら《山嶽崩壊》(1891)というのが出てきた。
●理窟→理屈
《漢語大詞典》
>理窟
> 1.義理的淵藪。謂富於才學。
> 《晉書‧張憑傳》:“帝召與語,歎曰:‘張憑勃窣為理窟。’”
> 2.指義理的奧秘。
> 元侯克中《輓姚左轄雪齋》詩:“深探理窟得心傳,洞徹先天與後天。”
>理屈
> 1.理虧;理由被駁倒。
> 晉桓玄《與八座桓謙等論沙門應致敬書》:“何庾雖已論之,而並率所見未是,以理屈也。”
> 2.謂以理折服對方。
> 京劇《將相和》第六場:“如此,理屈強秦,方為兩全之策。”
この「理屈」は理が屈していることで、「理窟」とは別の意味。
でもGoogilebooksで「理屈」と検索すると19世紀でも「理窟」の意味で使ってる例がめちゃくちゃたくさんでてきた。
「理屈」は本義ではあまり使われなかったらしい。
ということで全て戦前から使われていた。
うち「潰乱・壊乱」「破毀・破棄」「哺育・保育」「理窟・理屈」は意味に違いが見られるが、
「哺育・保育」は使い分けられてないし、「理窟・理屈」はほとんど「理窟」の意味でしか用いられていない。
>以上のうち、戦後から用いられるようになった代用表記は、「憶説」「憶測」「広範」の3語である。「破毀」と「破棄」、「哺育」と「保育」はそれぞれ別語である。残りの8語はもともといずれも用いられていたもので、新しく作られた表記ではない[要出典]。
この項目にある表記が戦前からあるかどうか調べた。
●臆説→憶説
ciniiで「憶説」と検索したら、近野英吉《竹の開花に關する憶説に就て》(1934/07/10)という論文がでてきた。
従来の説は憶説にすぎないというようなことを本文で述べていて、その本文でも「臆説」ではなく「憶説」を用いている。
●臆測→憶測
ciniiで「憶測」と検索したら、岡本哲史《切り缺きが翼の空氣力學的特性に及ぼす影響に關する實驗研究》(1934/10)という論文がでてきた。
●潰滅→壊滅
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>潰滅
> 崩潰滅亡。
> 魯迅《<二心集>序言》:“只是原先是憎惡這熟識的本階級,毫不可惜它的潰滅。”
>壞滅
> 毀滅;磨滅。
> 唐王昌齡《諸官游招隱寺》詩:“金色身壞滅,真如性無主。”
「壊滅」のほうが古い語のようだ。《大日本国語辞典》には「壞滅」しか載っていない。
●潰乱→壊乱
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>潰乱
> 散亂;昏亂。
> 《後漢書‧馮衍傳上》:“今海內潰亂,人懷漢德。”
>壞亂
> 1.敗壞;混亂。
> 《禮記‧學記》:“雜施而不孫,則壞亂而不脩。”
> 2.猶言變亂。
> 晉袁宏《後漢紀‧光武帝紀三》:“今長安壞亂,赤眉在郊,王侯搆難,大臣分離。”
>壞亂
> 破壞,毀亂。
> 《漢書‧外戚傳下‧中山衛姬》:“壞亂法度,居非其制,稱非其號。”
《大日本国語辞典》にも両方載っている。
>潰乱
> 軍敗れ、隊伍をみだして逃げ走ること。
>壞亂
> やぶれみだるること。やぶりみだすこと。
意味がちょっと違う。「潰乱」は人の集団が乱れる感じで、「壊乱」は秩序が乱れる感じで使い分けられるのだとおもう。
●肝腎→肝心
《漢語大詞典》に両方とも載っている。
>肝腎
> 猶心思。
> 唐韓愈《贈崔立之評事》詩:“勸君韜養待徵招,不用雕琢愁肝腎。”
>肝心
> 比喻人的內心。
> 漢王充《論衡‧超奇》:“書疏文義,奪於肝心。”
《大日本国語辞典》にも両方載っている。
>肝腎
> 1.肝臟と腎臟と。こころ。
> 2.かんえう(肝要)に同じ。
>肝心
> 〔肝と心とは人身に大切なるよりふ〕かんえう(肝要)に同じ。
腎臓でも心臓でも「こころ、気持ち」だとか「大切、大事なこと」みたいな意味に用いられている。
●決潰→決壊
《漢語大詞典》
>決潰
> 1.指堤防被水沖破。
> 《宋史‧河渠志三》:“增堤益防,惴惴恐決,澄沙淤泥,久益高仰,一旦決潰,又復北流。”
> 2.潰爛流膿。
> 宋歐陽修《汝癭答仲儀詩》:“癰瘍暫畜聚,決潰終當涸。”
>決壞
> 1.沖決。
> 《史記‧平準書》:“緣河之郡隄塞河,輒決壞,費不可勝計。”
> 2.毀壞。
> 宋蘇軾《秦始皇論》:“凡所以治天下者,一切出於便利,而不恥於無禮,決壞聖人之藩墻,而以利器示天下。”
《大日本国語辞典》
>決潰
> 溢るるやうになりて切れつひゆること。充ちて裂け潰ゆること。
>決壞
> 堤防など、きれくづるること。又、きりくづすこと。
「決」の字自体に水が堤防を切るという意味があって、「決潰」も「決壊」もその意味を強調している。
「決潰」「決壊」以外にも「決」がつく熟語を調べると同じような意味の熟語がいっぱいある。
●広汎→広範
ciniiで「廣範」と検索したら、志賀潔《歐米に於ける電氣收塵法實施の状況(昭和四年六月十五日燃料協會第七十一囘例會講演)》(1929/09)という論文がでてきた。
《明鏡国語辞典》の「広範・広汎」の項に、
>〔表記〕もと「広汎」が主流。今は「広範」で定着。
とある。
●全潰→全壊
googlebooksで検索したらでてきたけどリンクのしかたがよくわからない。自分で検索してみて。
「半潰→半壊」もある。どっちも「崩潰→崩壊」の派生語と思われる。
●倒潰→倒壊
《漢語大詞典》
>倒潰
> 倒塌崩潰。
> 郭沫若《創造十年續篇》四:“永安公司和先施公司的兩座高塔就像在動搖,就像幾時要向那人濤中倒潰下來的光景。”
>倒壞
> 倒塌崩壞。
> 清黃六鴻《福惠全書‧蒞任‧詳文贅說》:“復有四年之奇荒,七年之地震……屋舍盡皆倒壞,男婦壓死萬餘。”
ciniiで検索したら、河野輝夫《木造建築物(無壁1階建)の振動實驗》(1938/11)がでてきた。
最近出来た語で、これも「崩潰→崩壊」の派生語らしい。
●破毀→破棄
《漢語大詞典》
>破毀
> 1.摧毀,破壞;殘破毀壞。
> 《管子‧七法》:“是故張軍而不能戰,圍邑而不能攻,得地而不能實,三者見一焉,則可破毀也。”
> 2.破滅。
> 李大釗《再論新亞細亞主義》:“在日本的大亞細亞主義既經破毀以後,亞洲全民眾聯合起來加入世界的組織。”
>破棄
> 破除;拋棄。
> 宋胡仔《苕溪漁隱叢話前集‧山谷上》:“張文潛云:‘以聲律作詩,其末流也,而唐至今詩人謹守之。獨魯直一掃古今,出胸臆,破棄聲律,作五七言,如金石未作,鐘磬聲和,渾然有律呂外意。’”
《大日本国語辞典》
>破毀
> 1.やぶりこぼつこと。やぶれこはるること。
> 2.【法】(略)
>破棄
> やぶりすつること。
意味が違う。「破毀」は壊すイメージで、「破棄」はすてる・除くイメージ。
●哺育→保育
《漢語大詞典》
>哺育
> 1.喂養。
> 洪深《戲的念詞與詩的朗誦》一:“她在貧困中亦曾哺育嬰孩一個時期。”
> 2.比喻培養;培育。
> 杜鵬程《保衛延安》第八章:“哦,這從母親那偉大而慈善的心裏流出來的感情,在苦難的時日裏,給了人多少力量,哺育了多少生命啊!”
>保育
> 1.養育。
> 《後漢書‧清河孝王慶傳》:“皇子肇保育皇后,承訓懷衽,導達善性,將成其器。”
> 2.今專指對兒童的保健養育。
《大日本国語辞典》には「保育」しか載っていない。
「哺育」は「保育」に比べて「食べさせて育てる」意味が強いらしい。
国語辞典には「哺育」は動物に使うと書いてあるが、ciniiで検索するとでてくる、R.H.生《嬰兒の哺育》(1909/02)は人間の育児について書いているし、食べさせるような感じでもない。
●崩潰→崩壊
《漢語大詞典》
>崩潰
> 1.倒塌毀壞。
> 漢應劭《風俗通‧正失‧孝文帝》:“關東二十九山,同日崩潰。”
> 2.瓦解潰散。
> 《後漢書‧東夷傳序》:“陳涉起兵,天下崩潰。”
> 3.碎裂。
> 南朝陳徐陵《為貞陽侯與太尉王僧辯書》:“羌虜無厭,乘此多難,虔劉我南國,蕩覆我西京,奉聞驚號,肝膽崩潰。”
>崩壞
> 1.塌毀。
> 漢枚乘《七發》:“覆虧邱陵,平夷西畔。崩壞陂池,險險戲戲。”
> 2.敗壞衰落。
> 《漢書‧五行志下之上》:“君道崩壞,下亂,百姓將失其所矣。”
ciniiで「崩壊」と検索したら《山嶽崩壊》(1891)というのが出てきた。
●理窟→理屈
《漢語大詞典》
>理窟
> 1.義理的淵藪。謂富於才學。
> 《晉書‧張憑傳》:“帝召與語,歎曰:‘張憑勃窣為理窟。’”
> 2.指義理的奧秘。
> 元侯克中《輓姚左轄雪齋》詩:“深探理窟得心傳,洞徹先天與後天。”
>理屈
> 1.理虧;理由被駁倒。
> 晉桓玄《與八座桓謙等論沙門應致敬書》:“何庾雖已論之,而並率所見未是,以理屈也。”
> 2.謂以理折服對方。
> 京劇《將相和》第六場:“如此,理屈強秦,方為兩全之策。”
この「理屈」は理が屈していることで、「理窟」とは別の意味。
でもGoogilebooksで「理屈」と検索すると19世紀でも「理窟」の意味で使ってる例がめちゃくちゃたくさんでてきた。
「理屈」は本義ではあまり使われなかったらしい。
ということで全て戦前から使われていた。
うち「潰乱・壊乱」「破毀・破棄」「哺育・保育」「理窟・理屈」は意味に違いが見られるが、
「哺育・保育」は使い分けられてないし、「理窟・理屈」はほとんど「理窟」の意味でしか用いられていない。
登録:
投稿 (Atom)